和歌山県病薬について

会長の挨拶

このたび、(一社)和歌山県病院薬剤師会会長を拝命致しました公立那賀病院の篝忠宏です。会長としての大変重い責任に身が引き締まる思いです。会員の皆様のご支援、ご協力のもと職務を全うするように臨みたいと思っておりますのでよろしくお願い致します。まず、最初に3期5年間にわたり当会のために多大なるご尽力頂きました阪口勝彦前会長に心より感謝申し上げます。有難うございました。

さて、薬機法改正案が昨年11月27日に成立し、12月4日に改正薬機法が公布されました。その三本柱として、イノベーションの成果をできるだけ早く実用化して患者さんに届けること、その成果を医師と薬剤師が連携して適正に使いこなすために薬剤師・薬局のあり方を見直すこと、信頼を確保するための法令遵守体制等の整備をすることが掲げられています。そのなかでも服薬期間中の継続的な患者フォローの義務化や薬局の機能別都道府県知事認定制度の導入などについては、これまで以上に医療機関と保険薬局との連携が求められます。本会では、前執行部体制で立ち上げた地域連携推進特別委員会を継続し、その連携がより強いものとなるための懸け橋として、活動をしていくべきと考えています。

次に、薬学教育関連についてですが、いよいよ来年4月に県内初の薬学部が和歌山県立医科大学に開設されます。和歌山県の人口10万人あたりの薬剤師数は全国平均をわずかに上回る状況ですが、地域偏在による病院薬剤師不足が県南部では深刻な問題となっています。新たな薬学部の誕生は、こうした地域偏在の解消にも繋がるものと大きな期待をしているところであります。一方、薬学生の実務実習については、大学と受入れ側の病院、保険薬局が協議しかつ情報共有し、安心して実習を行える環境を提供することが、我々の果たすべき責任であります。

最後に、今年は新型コロナウイルス感染症による歴史的受難の年となり、国内においても緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出や会合開催などの自粛が求められました。今後は、従来の日常とは違った生活様式が求められ、学会・学術大会・会議・研修会等も形を変えての開催も多くなってくるでしょう。

このような時代の変化に柔軟に対応できるよう役員一同、会員の皆様と協力し、事業を進めていきたいと考えています。会員の皆さまには、どうかご協力いただけますようよろしくお願い申し上げ、会長就任のご挨拶とさせていただきます。

2020年7月

一般社団法人和歌山県病院薬剤師会

会長 篝忠宏

更新日:2020年10月01日