和歌山県病薬について

令和2年度事業計画

近年、薬剤師を取り巻く環境も大きく様変わりし、薬剤師が担う役割は大きなものとなっています。特に病院薬剤師は薬学的管理に基づいた個々の患者に対する最適な薬物治療の提供と、医療の安全確保への貢献が求められ、病棟業務は勿論のこと、入退院支援業務の充実や新たな外来業務の展開が期待されています。

このような環境の下、一般社団法人和歌山県病院薬剤師会は、本年度の目標として「最適な薬物治療の提供と医療の安全確保」を掲げ、下記の事項について取り組みたいと考えています。

本年度の取り組みは、次の9項目と致します。

1)病棟業務の充実とチーム医療の推進
2)病院薬剤師の人員数を確保
3)病院薬剤師による医療の質の向上と医療安全の確保
4)新人薬剤師の研修の充実
5)新モデルカリキュラムに準じた薬学生実務実習の実施体制の確立
6)日本病院薬剤師会と日本医療薬学会等の認定・専門薬剤師の育成
7)病院薬剤師の学術向上を目的とした日本病院薬剤師会病院薬学認定薬剤師制度の研修企画の充実
8)災害発生時の和歌山県や日本病院薬剤師会との連携による医療支援体制の構築
9)和歌山県薬剤師会など各種団体との連携強化

ここに挙げた重点項目を中心に、下記に示す通りの事業計画について、委員会を中心に推進し、会員の皆様の御協力のもと、医療を取りまく環境の変化に対応しながら病院薬剤師職能の確立を目指して本会を運営していきたいと考えております。


1.医療安全対策の推進
(1)重篤な副作用、薬害の防止
(2)ハイリスク薬の薬学的管理の推進
(3)医薬品の安全性の確保
(4)薬剤師への医療安全に関する教育
(5)プレアボイド報告制度の普及

2.医療の質の向上への貢献
(1)薬剤管理指導及び病棟薬剤業務等の充実による医療提供体制の確保
(2)化学療法における薬学的管理の推進
(3)個々患者の最適な処方設計・提案の推進及び充実

3.医療連携の推進
(1)処方箋等を用いた検査値の情報提供の推進
(2)プロトコールに基づく薬物治療管理(PBPM)の推進
(3)入院時の持参薬の薬学的管理の充実
(4)退院時カンファレンスへの参加
(5)保険薬局との連携による継続的な退院後のフォローアップ体制の構築

4.薬剤師養成のための薬学教育への協力
(1)薬学教育協議会病院薬局実務実習近畿地区調整機構委員会との連携の強化
(2)実務実習指導者の育成
(3)新モデルカリキュラムに準じた長期実務実習の実施体制の確立
(4)大学薬学部との連携の強化

5.認定薬剤師、専門薬剤師の育成
(1)日本病院薬剤師会と連携した認定薬剤師、専門薬剤師の育成
(2)他学会による認定薬剤師、専門薬剤師の育成

6.学術研修活動の充実
(1)和歌山県病院薬剤師会学術大会、スキルアップ研修会の実施と内容の充実
(2)日本病院薬剤師会病院薬学認定薬剤師制度に基づく和歌山県病院薬剤師会研修会の実施
(3)Web中継による研修会の充実とさらなる拡大
(4)県病院薬剤師会・県薬剤師会との合同研修会の実施
(5)近畿2府4県病院薬剤師会の研修会への相互受入の実施
(6)各種団体が主催する学会、研修会、学術講演会等に対する参加と協力
(7)専門・認定薬剤師の単位習得のための支援

7.組織の強化
(1)会員資格の検討
(2)会員増加への対策
(3)中小病院・診療所薬剤師の連携の強化
(4)療養型病院薬剤師の活動と連携の強化
(5)精神科病院薬剤師の活動と連携の強化
(6)会員と事務局の連携の強化と充実
(7)電子メディアによる会員相互のネットワークの構築
(8)ZOOMやLine onなどによるWeb会議の推進

8.災害への対策・対応
(1)災害発生時に対応できる支援体制の構築
(2)和歌山県や関連団体との連携を強化

9.会員への情報伝達の強化
(1)「和歌山県病院薬剤師会ホームページ」による迅速な情報伝達
(2)「日本病院薬剤師会ホームページ」による迅速な情報伝達

10.広報活動の充実
(1)会誌内容の充実
(2)ホームページによる広報活動の推進

11.地域保険医療活動への貢献
・県民に薬の理解を得るための啓蒙事業の実施
(1)市民フォーラムの実施
(2)健康フェア等への参加


 

更新日:2020年10月01日